東京学芸大学の松川誠一先生から、『学校教育の中のジェンダー―子どもと教師の調査から』を頂きました。どうもありがとうございます。お礼が遅くなってしまって申し訳ありませんでした。研究会などでご一緒させて頂いている苫米地さんや、家事の社会学で有名な直井道子先生も執筆陣に名前を連ねておられます。
個人的にはやはり、直井先生の第三章「子どもの家事手伝いとジェンダー」に関心があり、興味深く読ませていただきました。やや外在的な感想ですが、なぜ子ども家事を「分担する」のではなく、「手伝う」のでしょうか。かつては夫についても家事を「手伝う」メンバーと考えられてきました。『家族を超える社会学』に掲載された論文でも議論しましたが、居住の範囲と家事分担の範囲の「ズレ」をめぐって、有意義な議論が可能であるように思います。
松川先生、どうもありがとうございました。