表題の通り、田村さんからまた本を頂いてしまいました。編者である田村さん自身が執筆しておられる、第2章「親密圏における熟議/対話の可能性」が、久保田の描く「シェアの政治」と関連しているからだと思われます。田村さん、いつもお世話になります。はるばるオーストラリアからもお気遣いいただき、どうもありがとうございました。
シリーズの説明
http://www.fuko.co.jp/catalog/ShinYokoku_hakken.html
せっかくですので、田村さんの他の本も併せて宣伝しておきます。にしても、一番右の本すげー高いですね・・・
余談ですが、今年提出した久保田の博論の題目は「非家族と家族の社会学」という耳慣れないものでした。その主眼は、家族やその拡張、ないしPC(政治的に正しい表現)としての「親密圏」としてではなく、あくまで「非」家族、すなわち家族「ではない」もの、親密圏「ではない」ものとしてシェアをはじめとするさまざまな共同生活実践を位置づけることでした。
現在、出版に向けて右往左往していますが、おそらく、これまで家族の名の下に束ねられてきた、親密であること、対等なものとして生活を共にすること、子どもや病人などの世話をすることといった多様なトピックを、切り分けながら再接合して議論する足がかりになるのではないかと思っています。ダイジェスト版は、春に出る大阪大学人間科学研究科紀要に掲載される予定です。
そういえば、昨日校正が来てたような・・・